投稿者: OGAWA

  • 2月17日(土)炭素循環農法の基礎2

    2月17日(土)炭素循環農法の基礎2

    ■日時:
    日時 2月17日(土)13:00〜

    ■集合場所:
    ヤマナハウス
    千葉県南房総市三芳村山名

    ※詳細な場所はお申込み後にお知らせいたします。

    ※都内よりお越しの方
    都内からお越しの場合、高速バスが便利です。
    JR内房線もあります。
    車にて送迎できればと思っていますので
    お申込みの際にご相談ください。

    ■参加費:ワンコイン! 500円

    ■参加申込み:お申込みはこちらから→お申込み

    ■当日の内容

    私たちが無農薬無肥料栽培に興味を持つきっかけをくれた炭素循環農法。
    その基礎について学んでいきます。

    また土壌医の試験勉強で学んだこともシェアしていきます。

    廃菌床や籾殻をまいた畑があるので天気が良ければ見学も。

    ■持ち物

    畑に入るかもしれませんので汚れても良い服装。
    筆記用具。

    炭素循環農法の提唱者 林さんが
    ホームページに炭素循環農法のメカニズムをまとめてくださっています。
    かなりのページ数ですが、こちらのウェブサイトを印刷してお持ちになることをオススメします。

    炭素循環農法(百姓モドキの有機農法講座)
    http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html

    ご参加お待ちしています。

  • 農家さんの収入から農業を見ると

    農家さんの収入から農業を見ると

    老若男女含めていま農は注目されてきています。

    ワンベジメンバーも30代、40代の男女ですし、
    メジャーな雑誌やテレビなどでも取り上げられることも増えてきました。

    1年ほど前、大規模農業やるぜ!と意気込んでいたのですが、
    現状を調べるほどにむむむっ、、、となりました。

    「ちょっと待て。農業で生活できるのか?」と。

    そんな農業の収支や物流についてまとめてみました。

    目次
    ・反(約1000㎡)あたりの売上は?
    ・農家さんの利益は?
    ・物流コストが高いのは仕方ない
    ・直売所の利益率
    ・宅配ボックスの利益率
    ・個人農家の戦略
    ・農業法人は大規模農業か環境制御栽培
    ・まとめ

    ・反(1000㎡)あたりの売上は?

    作物によって反収(1反10m×100m)は異なりますが、
    私(小川)がざっくり収益利益を計算するときは、

    反あたり売上50万円。コスト5割。所得(手元に残るお金)25万円
    で計算しています。

    ただ作物によります。

    例えば大根の反収は31万円、所得14万円ですが、
    シシトウの反収は200万円、所得140万円になります。

    これだけ見ると、「じゃぁ、シシトウやろう!」と思うのですが、

    1反あたりの労働時間は
    大根116時間に対して、シシトウ1,989時間になります。
    1,989時間は一日8時間労働とすると約250日になります。

    手間がかからないものは売値が安くなり、
    手間がかかれば高価格になる傾向があります。

    コストはと言うと、
    1反あたり大根は17万円、ししとうは5万円です。

    つまり
    大根は手間がかからない分、肥料代などのコストがかかり、売値が安いということがわかります。

    一方、シシトウはコストは低く抑えられるけど、手間がかかり高値で売れることがわかります。

    <参考資料>
    品目別経営統計平成19年 調査結果の概要

    平成17年産 品目別経営統計

    ・農家さんの利益は?

    農林水産省の食品流通段階別価格形成調査の資料を見ると
    野菜の流通コストは平均して店頭価格の55%となっています。
    集荷や卸売り、小売などの流通コストです。

    コストを引いたものが農家さんの売上となり、それは小売価格の45%となります。

    ただ、ここからさらに肥料代、機械代、燃料代、出荷費、人件費などが差し引かれます。
    農家さんの生産コストを大雑把に5割とすると、利益は小売価格の約2割(22.5%)になります。

    これは出荷できた野菜についてのコストですが、
    実際栽培すると2割くらいは売れないB級,C級の野菜があります。

    それらのコスト、ロスを考えると、
    小売価格に対して実利益は18%程度になります。

    白菜1個200円で売られていたとして
    農家さんの所得(全てのコストを除く)は36円。

    白菜を1万個育てて所得は36万円になります。
    (白菜は1反(10m×100m)あたり5,250~1万株育てられます)

    <参考資料>
    食品流通段階別価格形成調査 H26 調査結果の概要

    ・物流コストが高いのは仕方ない

    集荷や卸売り、小売に経費がかかるのは仕方がないことだと思っています。
    ぼったくりすぎだ!とは思いません。

    例えば宅配ボックスを車に乗って千葉から都内まで持っていけば
    6000円以上かかります。

    それを宅配業者さんにお願いすれば1000円程度で届けることができます。
    市場出荷であればもっとコストを抑えられます。

    また販売先を自分で開拓することを考えると、お金も時間も手間もかかります。
    営業に回っているうちに雑草に覆われたり、野菜が大きくなりすぎたり、、、。

    そう考えるといまの物流システムってすごいなって思うんです。

    栽培する人(農家)はいい野菜を育て、
    物流の人は鮮度の良いものを消費者に届け、
    小売の人はよりよい品質のものを消費者にPRする。

    すごいよね。すごいなって思うんです。

    でも、農家からするとワジワジ(沖縄の方言)するのも事実。

    宅配ボックスがわかりやすいのですが、
    ボックス価格3,000円で送料1,000円だと
    「えぇ〜(T ^ T)」って思うわけです。

    3,000円のものが4,000円になっちゃうって
    買っていただいた人に申し訳ないって思うわけです。

    自分が生産者としても、消費者としても
    「えぇ〜(T ^ T)」って思います。

    でも、そこにイノベーションがあるんだと思うのです!

    いま一押しはローカルフード・ローカルマーケット。
    地産地消ともいいますが横文字にしてみた(笑)。

    農家さんネットワークを作って
    地元のスーパーや飲食店に直接卸せるようにする。

    将来的にはそうなるだろうなと予想しています。
    どこの県・地域が始めるかな。

    ・直売所の利益率

    直売所の手数料は幅がありますが15〜20%が相場のようです。

    となると農家さんの売上は85%〜80%になります。
    市場の55%を比べるととても魅力的です!

    ただ1箇所の直売所に全ての野菜を出荷できるわけではないので
    複数の直売所に出荷する必要が出てきます。
    直売所が近所に沢山あるわけではないので
    あちこちに車で運ぶことになります。

    また、夏であればトマト、きゅうり、ナスなどは他の農家さんも出荷するため
    直売所では同じ品が溢れかえりますす。
    家庭菜園家さんも出荷しているので、
    価格競争でどんどん安値になり利益が減っていきます。

    消費者としては安くて品質のよいお野菜はありがたいのですが、
    プロの農家としてはちょっとねぇ、、、と。

    そんな話を友人農家さんからよく聞きます。

    ・宅配ボックスの利益率

    大地やオイシックスなど宅配ボックスを大規模にやられている会社さんもありますが、
    ここでは個人経営の農家さんの宅配ボックスについてまとめます。

    宅配ボックスは1ボックス3,500円、月に2回程度が多いようです。
    中間マージンが抑えられるのでコスト3割とすると、1ボックス当たり利益が2,450円。

    50家族×月2回の販売で月24万円の所得になります。

    50ボックス分の詰め込み作業は結構な作業量ですが
    家族経営の農家さんであれば週2回出荷(1回25ボックス)はありだと思います。

    朝採りした野菜を午前中に出荷というのも早起きさんなら不可能ではありません。
    クロネコヤマトさんは当日配達もできるようなので消費者さんに喜ばれます。
    やっぱり採れたてが美味しいものね!

    また加工所を作って加工食品を販売すれば
    保存も少し伸びますし、利益率も高くなります。

    それと、直接消費者さんとつながれる宅配ボックスは利益の面だけではなく、
    「この人たちのために育てている」という実感がわき喜びも大きくなります。

    そんな消費者へ直売を考えている方にオススメなのがこちらの本です。

    西田 栄喜さんの著書「農で1200万円! ――「日本一小さい農家」が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩」

    加工食品や漬物教室など本当にあれこれと工夫されていますが、中でも3反で年収1200万円にビックリでした。

    少ない土地で、少ない人出で、コストを抑えて、利益率を高める。
    これから農家さんの一つの形になるんじゃないかと思います。

    ・個人農家の戦略

    少ない土地で、少ない人出で、コストを抑えて、利益率を高めるには
    前述の宅配ボックスやレストランやホテルとの直接契約、
    あるいはイチゴやブルーベリーなどの観光農園も人気がありますし利益が良いようです。

    あるいは他に栽培されていない珍しい野菜、果物を育てるというのも良いと思います。

    例えばバニラビーンズとか、国産の胡椒とかレモンとか出荷量が少ないものは希少価値が上がります。

    千葉の南房総みたいに狭小地ばかりの地域はなおさらそっち狙いがいいと思う。

    圃場が狭くて温暖、だから南房は花卉栽培が盛んになった言われています。

    ・農業法人は大規模農業か環境制御栽培

    農業生産の将来はどうなるのかを考えると、

    大規模農業+自動化と、ハウスなどの環境制御栽培に注目が集まると予想しています。

    大規模農業+自動化

    農業をしようとするとトラクターや畝立て機、播種機、定植機、収穫機、洗浄機や、作物によって特別な機械が必要なこともあります。

    また、それらの機械を保管する倉庫や収穫物の貯蔵庫なども必要になります。

    それらを全て揃えるとなると数千万円〜数億円かかります。
    「はぁ〜」とため息が出てしまいました(笑

    ただ、いまは農家1軒ずつトラクターなど高額な機械を持っていますが、
    これを法人で所有・管理するようにすれば随分とコストを抑えられるのではないかと思います。

    また、自動運転カーのように農業機械も自動化されてきているので、
    人手を減らし機械化していく傾向は早まっていくと予想しています。

    「あそこの圃場耕しといて〜」とスマホをちゃかちゃかいじると自動的に作業してくれる。
    AIが栽培管理するようになれば、必要な時に除草をし、追肥をし、収穫してくれる。

    狭小圃場だとなかなか難しい面もあると思いますが、北海道のような大規模圃場ではとっても便利。

    そんな未来は結構近いと思います。

    無農薬・無肥料栽培のノウハウが確立されれば、低価格で高品質の野菜を栽培されることができます。

    そう考えると未来は結構いいかもって思いませんか?

    環境制御栽培

    環境制御はオランダがとても進んでいます。

    国土が狭い中で自給率をあげようとした結果、狭い面積で高収量をあげる環境制御技術が発展していったそうです。

    オランダが救う世界の飢餓

    日本でもこの環境制御技術が導入され始めていて、空調管理や二酸化炭素を供給することで収量をあげています。

    環境制御によるトマト栽培で反収1,000万円という農家さんもいるそうです。

    ただ設備の導入費が高額のためな気軽に始められないというネックがあります。

    この設備導入費が抑えられるようになると、広がっていくのではないかと思っています。

    ・まとめ

    農家さんの所得(利益)という面からまとめてきました。

    数字で見ると農家さんの現状が垣間見えたのではないでしょうか。

    それでも農に興味を持つ人が増えるでしょう。
    それだけ魅力的ですし、本質的なことだから。

    個人経営の農家さんと農業法人とでは規模の大きさから目指す方向性が異なります。

    狭い土地で利益を最大にするのか、大規模に広げて薄利多売でいくのか。

    消費者と直接繋がりたいのか。それとも卸し販売がいいのか。

    農業に興味がある方は、どのような農業をしたいのか夢を描いてみましょう。
    と同時に、農林水産省の統計情報などから農業の現状を調べてみましょう。

    夢と現実を両手に持って進んでいけばきっと道は開けていきます。

  • 1月20日(土)炭素循環農法の基礎1+新年会

    ■日時:
    日時 1月20日(土)13:00〜
    新年会 15:00〜
    (新年会は各自一品・ドリンク持ち寄り。場所はヤマナハウスの予定)

    ■集合場所:
    ヤマナハウス
    千葉県南房総市三芳村山名

    ※詳細な場所はお申込み後にお知らせいたします。

    ※都内よりお越しの方
    都内からお越しの場合、高速バスが便利です。
    JR内房線もあります。
    車にて送迎できればと思っていますので
    お申込みの際にご相談ください。

    ■参加費:ワンコイン! 500円

    ■参加申込み:お申込みはこちらから→お申込み

    ■当日の内容

    私たちが無農薬無肥料栽培に興味を持つきっかけをくれた炭素循環農法。
    その基礎について学んでいきます。

    廃菌床や籾殻をまいた畑があるので天気が良ければ見学も。

    ■持ち物

    畑に入るかもしれませんので汚れても良い服装。
    筆記用具。
    新年会参加希望の方は料理一品、ドリンク。

    炭素循環農法の提唱者 林さんが
    ホームページに炭素循環農法のメカニズムをまとめてくださっています。
    かなりのページ数ですが、こちらのウェブサイトを印刷してお持ちになることをオススメします。

    炭素循環農法(百姓モドキの有機農法講座)
    http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html

    ではでは、ご参加お待ちしています。

  • 2018年もよろしくお願いします

    皆様、あけましておめでとうございます。

    昨年はワンベジを始めた記念すべき年でした。
    月1回の定例研究会と月1−2ペースでブログ記事を載せていますが
    興味を持ってくださる方がいらっしゃり嬉しい限りです。

    今年も精進してまいりますのでどうぞよろしくお願いします!

    興味をもつ記事があったのでシェアします!

    新年のご挨拶の前にアップしてしまった
    農業のネック【物流】
    https://wondervege.com/agriculture/%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%90%E7%89%A9%E6%B5%81%E3%80%91/

    それと、畑や田んぼでソーラー発電をしながら野菜やお米も育てちゃおう!
    というソーラーシェアリングと
    ママさんと農家のコラボレーションの記事です。

    人口減が進む秋田、水田でソーラーシェアリング始動
    https://agrijournal.jp/renewableenergy/36028/

    ソーラーシェアリングは10a1200−1500万円の投資、10年で回収。
    実質耐用年数は20年程度だそうです。

    銀行借入れでやられている農家さんやグループで大規模にやっているところもあるようです。

    「ソーラーシェアリング入門 アースジャーナル vol.05」で詳しく紹介されていますので
    ご興味のある方は手に取ってみてください。
    https://earthjournal.jp/ej-magazine/33390/

    もう一つはママさんのワークシェアの記事。
    「なんかこれいい。」って直感的に思ったのでシェアします。

    三重県全域で展開されている、農作業を中心とした就労を乳幼児期のママ達がワークシェアリングしていく事業が「コラボワーク」。仕事も子育ても助け合って行っていくワークシェアリングとして、4年前に特定非営利活動法人マザーズライフサポーターが構築。現在までに、提携企業・農家数社、述べ400名以上のママ達が参加した実績がある。

    ママが農家に!? ワークシェアで農業の人手不足解消
    https://agrijournal.jp/farmer/35810/

    ではでは、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

  • 農業のネック 物流

    農家さんは野菜を育てて販売するのですが、
    技術ではどうにもならないのが物流。

    農協さんに出荷であれば出荷上までの交通費ですむのですが、
    直販されれいる農家さんであれば、既存の運送会社さんにお願いするしかありません。

    そうすると例えば2000円の商品を送料1000円で送ることになります。
    自分で持っていくことを考えると安いのですが、
    商品価格で考えると〜。。。

    そんな物流事情ですが、北欧ではこんな取り組みがあるそうです。

    スウェーデンで開設された「ローカル・フード・ノーズ」は、オンラインプラットフォームで生産者と消費者を直接つなぎ、リアルな場で農作物を取引するハイブリッド型のファーマーズマーケットだ。
    北欧発!ネット×リアル 新しい農作物販売システム

    そもそも、誠実に育てたお野菜を求める消費者さんが
    地元ではなく遠方(都市部)に多いので配送する必要があるのですが、
    地元で採れたものを食べれば
    鮮度もいいし、誰が育ててるかもわかるし、
    コストも抑えられると3拍子揃います。

    そうならないのが今のシステムなわけで、
    これをなんとかしたいですよね。

    ローカルフードを食べるのが当たり前な社会になって欲しいしそうしたいので、
    物流についてウォッチしていこうと思います。

  • 実験農場調査

    実験農場調査

    12月のワンベジ定例会。
    じんちゃん実験農場への籾殻撒き&耕運、
    こずえちゃん実験農場の耕運。
    それと実験農場の圃場調査をしてきました。

    まずはヤマナハウスさんからお借りしているじゅんちゃん実験農場と小川実験農場。

    【 じゅんちゃん実験農場 】

    実験農場の中で一番水はけも土壌物理性も
    微生物層も良いと思われる。

    もっともたんじゅん農法の成功に近い圃場と期待大!

    土質は食壌土(重粘土にちょびっと砂が混じった感じ)

    作土(耕運機で耕した深さ)は20cm程度。

    スコップで掘ると70cmは楽に掘れます。
    そこから直径1cm程度の鉄棒を指すと60cm刺さりました。
    ここが硬盤層なの?

    それとも、表土から直径1cm程度の鉄棒を指すと37cmで止まります。
    こちらが硬盤層なのか悩みます。

    PHは5.5と低め。

    1年前に1t程度入れた籾殻がほぼ分解されていました。
    通常生の籾殻は分解に3年程度かかると言われているので
    それだけ微生物の量も多いのだと思います。

    2017年はトウモロコシを植えて
    途中までいい感じだったのですが中盤で肥料切れ。
    その後、イノシシにやられていました。

    来年2018年はとても期待しています。

    【 小川農場 】
    じゅんちゃん実験農場のすぐ隣。
    すでに20cm程度の畝立てしてあります。

    廃菌床を撒いた畝と畝の間の道を掘りました。

    土質は食壌土。

    畝間の通路をスコップで掘ると30cmくらいで掘れません。
    そこから鉄棒を刺すと15cmくらい刺さりました。

    畝高さ20cmの場所に鉄棒をさすと44cm刺さりました。
    44cmで硬盤層。

    野菜たちにとっては深さ44cmあるので
    とりあえず根っこを張れるスペースはあると思われる。
    野菜の根は最低深さ25cm程度必要と言われています。
    根野菜はそれ以上。

    PHは6と中性。

    【こずえちゃん実験農場】

    ヤマナハウスから車で3〜4分の場所。

    土質は食壌土。

    作土(耕運機で耕した深さ)は20cm程度。

    表土から鉄棒を刺すと40cmでストップ。硬盤層。

    表土から20〜40cmの土は思いきり押してへこむくらい。

    地下40cm以降は黄褐色の粘土で指で押してもへこまない。
    根が張れないだろうなぁ。

    PH6(中性)

    畑を借りた時はミミズが大量に、それはもう大量にいた。
    深さ20cmのところに硬盤層があったので
    そこで腐敗していてミミズが大量発生していたと思われる。

    廃菌床、籾殻を撒いて耕運したためか
    いまはほとんど見かけない。
    清浄度は高まっていると思われる。

    【 まとめ 】

    じんちゃん実験農場の土壌の良さが際立っていました。
    70cm掘っても硬盤層(硬い粘土層)が出てこなかったのにびっくり。
    以前から水はけの良さも感じていましたが、
    籾殻の分解も早く微生物そうの豊かさも感じていました。

    2年目の2018年が楽しみな圃場です。

    全体通してびっくりしたのはpH。

    PHが低目。
    農家さんに聞くと南房総は弱酸性の土壌が多いらしい。

    野菜が育ちやすいpHは6.0-6.5と言われています。
    作物によりますが。

    なので、pH5.5はビックリでした。

    石灰を入れて中和することもできますが、
    入れたらいれたで他の栄養素とのバランスもあるようです。
    その辺、土壌医の勉強でもう少し詳しく勉強していきます。

    もう一つ、改めて課題に感じたのは
    作土(20cm)より下の硬盤層(重粘土層)。

    この硬盤層をどう破砕したらいいのか悩む。。。

    硬盤層があるとここで水がたまりプール状態。
    流れないので水は腐り、
    腐った水で野菜が育ち、その匂いにつられて虫が集まります。

    なので硬盤層を壊すのは重要事項なのです。

    廃菌床や炭素資材の漉き込みで改善されるのか、
    サブソイラーなど機械を用いた方がいいのか
    緑肥でなんとかなるのか。

    硬盤層を簡単に破砕できる方法が見つかれば
    日本中、世界中で喜ばれるんだけどなぁ。

  • 特別栽培農産物とは

    特別栽培農産物とは

    有機栽培とはで書きましたが、
    有機JAS認証を取得しなければ、
    有機栽培、オーガニック野菜とパッケージに表記できません。

    「じゃぁ、真面目に安心安全な野菜を育ててる農家さんは
    どうしたらいいんだ!?」

    と調べていて知ったのが
    《特別栽培農産物に係る表示ガイドライン》
    でした。

    なんだいいのあるじゃない!もっと早く教えてよ!

    目次
    ◼︎有機栽培、自然農の農家のためのガイドライン
    ◼︎どんな農家さんが使えるガイドラインなの?
    ◼︎栽培責任者と確認責任者を兼ねられない
    ◼︎認証制度があるの?
    ◼︎表記が必要!
    ◼︎参考資料・記事
    ◼︎まとめ

    ◼︎有機栽培、自然農の農家のためのガイドライン

    有機栽培で野菜を育てたい!と農家になっても、
    有機野菜です!とは言えません。
    認証が必要です。

    しかし、
    農林水産省のホームページに
    《特別栽培農産物に係る表示ガイドライン》
    というものがあります。

    http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/tokusai_a.html

    平成19年3月23日にガイドラインを改正とあるので、
    10年以上前からあるガイドラインです。
    知らなかった。。。

    どんな農家さんが使えるガイドラインなの?

    《特別栽培農産物に係る表示ガイドライン(以下ガイドライン)》は
    有機栽培に憧れた農家さん、
    自然農法や無農薬無肥料栽培をしたい農家さんも使えるガイドラインです。

    通常、有機JAS認証を取得しなければ
    有機野菜、オーガニック野菜と表記できません。

    この事実は変わらないのですが、
    「慣行農法に比べ、農薬の使用回数、化学肥料が半分以下」
    であればこのガイドラインを適用できます。

    「その農産物が生産された地域の慣行レベル
    (各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、
    節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、
    で栽培された農産物です。」
    http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/tokusai_a.html

    例えば、農薬を使用しなかった場合、
    栽培期間中不使用と明言することができます!
    有機JAS認証で使用できる農薬は含まれていません。

    また有機肥料100%もしくは無肥料であれば
    栽培中化学肥料不使用と表記することができます!

    ちょっとしたハードル。栽培責任者と確認責任者を兼ねられない

    特別栽培農産物に係る表示ガイドラインQ&A(PDF:420KB)のQ31に
    「栽培責任者と確認責任者を兼ねることはできますか。」とあります。

    解答では、
    栽培責任者と確認責任者を兼ねられない
    となっています。

    つまり、
    特別栽培農産物と表記するには
    栽培者と栽培に関わらないもう1名が必要ということです。
    ただし団体であれば組織の代表者が兼務できるそうです。

    ちょっとしたハードルです。

    一人農家の場合は
    誰かに確認責任者をお願いする必要があります。

    ただし、個人宅配のように特定の顧客に販売している場合は
    このガイドラインの適用外になります。
    そもそも不特定多数へ販売する場合のガイドラインだからです。

    認証制度があるの?

    《特別栽培農産物に係る表示ガイドライン》はガイドラインのため、
    認証制ではありません。

    ガイドラインのQ&Aにあるように
    「このガイドラインは、法令に基づいて遵守義務を課すものではなく、
    これら農産物の生産、流通、販売に携わる人たちが
    生産や表示のルールに従って自主的に確認・管理し、
    関係者の自発的な行動によって守られるもの」
    となっています。

    有機野菜、オーガニック野菜、
    無農薬無肥料栽培など、
    消費者に紛らわしい、あるいは誤解を与える表記をなくしましょう、
    ということでこのガイドラインが作られたようです。

    特別栽培農産物に係る表示ガイドラインQ&A(PDF:420KB)のQ4、Q5参照。

    ガイドラインは認証制度ではありませんが
    このガイドラインを元に
    認証制度を作っている都道府県があります。

    例えばちばでは《ちばエコ農産物》という認証制度があります。
    https://www.pref.chiba.lg.jp/annou/eco-jouhou/documents/chibaecopamphlet.pdf

    ちばエコ農産物では栽培前、出荷前に申請承認を行うことで
    認証マークを表記することができるそうです。

    表記が必要!

    特別栽培農産物の場合、
    必要事項を表記する必要が有ります。

    例えば
    栽培品目、栽培した人の名前・住所・連絡先等、
    肥料や農薬の削減割合などです。

    また容器や包装に印刷できない場合は
    ホームページなどで確認できれば良いそうです。

    記載項目は
    特別栽培農産物に係る表示ガイドライン(平成19年3月23日改正)(PDF:168KB)の
    《2 表示事項》に詳しく書かれています。

    ◼︎エコ農産物との違いは?

    エコ農産物は
    上記で、【有機栽培、自然農の農家のためのガイドライン】でご紹介した
    《特別栽培農産物に係る表示ガイドライン》を元に
    県ごとに作成された認証制度です。

    そもそも有機野菜と表記するのに規制が厳しくなり
    都道府県独自に安心安全に配慮した野菜を販売できるよう
    基準を作ったのがガイドラインのはじまりのようです。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5%E6%A0%BD%E5%9F%B9%E8%BE%B2%E7%94%A3%E7%89%A9

    すべての都道府県でエコ農産物があるのか確認していませんが
    東京都、大阪府、千葉県、福岡県、茨城県、石川県、徳島県、
    香川県、愛媛県、山口県、宮崎県などで認証制度があるそうです。

    また、国のガイドラインよりも厳しい県もあるそうです。

    ◼︎参考資料

    いきなりガイドラインを読むよりは
    特別栽培農産物に係る表示ガイドラインQ&A(PDF:420KB)
    を読むとわかりやすいです。

    その他、参考になるのリンク集です。

    農林水産省の特別栽培農産物についてのウェブサイト

    特別栽培農産物に係る表示ガイドライン(平成19年3月23日改正)(PDF:168KB)

    特別栽培農産物に係る表示ガイドラインQ&A(PDF:420KB)

    特別栽培農産物に係る表示ガイドラインパンフレット(PDF:480KB)

    ◼︎まとめ

    特別栽培農産物は、
    農薬・化学肥料が慣行農法の半分以下であることなど
    《特別栽培農産物に係る表示ガイドライン》の条件をクリアーした農産物です。

    無農薬といったときに、残留農薬はどうなのよ?という疑念があるため
    このようなガイドラインができたようです。

    「できる限り正確な情報を消費者に提供しましょうよ。」
    ということだと思います。

    真面目に栽培されている農家さんが良いものを良いとPRするのに
    いいガイドラインなんじゃないかと思いました。

    お野菜は農家さんの汗と涙の結晶だと思いますし、
    誠実・実直な方が多いので、
    農薬や肥料のことだけでなく
    人柄や農業の喜びや苦労ももっとPRできたらいいのにと思います。

  • 有機栽培とは

    有機栽培とは

    産地偽装や安心安全への関心の高まりから
    有機野菜、オーガニック食品を求める消費者が増えてきました。

    その反面、
    有機野菜がどのように栽培されているのか
    わかっているようでいて
    わからないことも沢山あるのではないでしょうか。

    というわけで
    一般的な有機栽培について
    また有機JASについてまとめてみました。

    目次
    ・有機栽培とは
    ・有機農家とは
    ・有機JASとは
    ・有機栽培の問題
    ・【チョット哲学】そもそも有機って何?
    ・まとめ

    ・有機栽培とは

    一般的な有機栽培農家さんは
    有機肥料を使い、無農薬で栽培しています。

    有機肥料は
    牛糞・豚糞・鶏糞や米ぬか・油かすなどを使っています。

    農薬については使わない農家さんが多いと思いますが、
    木酢液や食酢を使うということはあるかもしれません。
    有機JASでは使用出来る肥料、農薬が規定されています。

    慣行農法同様に耕起や畝立て、マルチを使うこともありますし
    大規模農家になれば大型機械、
    播種機や収穫機など専用機械を使うこともあります。

    ・有機農家とは

    有機栽培農家さんには
    主に2つのタイプの農家さんがいます。

    1つは、有機JASを取得した農家さん。
    もう一つは、認証を取得していない農家さんです。

    有機栽培、あるいは有機野菜の話しをするのに困るのが
    この有機JAS認証を取得しているかどうかです。

    農林水産省的には有機JASを取得していないと
    有機野菜、オーガニック野菜とパッケージに載せたり
    広告することができません。
    無農薬という言葉も使うことができません。

    なので法律的に「有機栽培農家です」と言うのも
    有機JASを取得していないとNGです。

    ちなみに、
    栽培期間中、農薬化学肥料不使用という文言も
    特別栽培(減農薬・減肥の認証)の認証を
    取得しないといけません。

    有機JASを取得するのに様々な条件がありますし
    コストがかかります。
    詳しくは次章・有機JASとはでお話しします。

    一方、未認可の有機農家さんは、
    自主規制しています。

    「有機野菜です。」「有機農家です。」
    と言わないように気をつけていますし
    栽培方法も気をつけています。

    無農薬、有機肥料で栽培されていますし、
    知人の農家さんは、鶏を飼って鶏糞を利用したり、
    籾殻、きのこの廃菌床をもらってきて利用しています。

    害虫の防除は昔ながらの知恵を使ったり
    手で取っています。

    自主規制有機農家さんを見ていると
    野菜に対する愛情が半端ないです。
    まるで我が子を育てているかのようです。

    いただいたお野菜はとても美味でした。

    ・有機JASとは

    「有機農産物の日本農林規格」で有機JAS(規格)の目的は

    ・自然循環機能の維持増進を図る。
    ・土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させる。
    ・環境への負荷をできる限り提言する。

    と書かれています。

    この有機JASを取得するには様々な条件があります。

    例えば
    ・周辺から使用禁止資材が飛来し、又は流入しないように必要な措置を講じている圃場
    ・栽培開始前2年以上の間、使用禁止資材(農薬・化学肥料)が使用されていない圃場
    などがあります。

    また有機JASでは、
    使って良い肥料と農薬が決められています。

    有機JASで使って良い肥料は
    なたね油粕、バーク堆肥、発酵鶏糞、貝化石、魚カスなどがあります。
    また硫黄や苦土などは
    「化学的処理を行っていないもの」という規定があります。

    使って良い農薬では、
    除虫菊乳剤、マシン油エアゾル、デンプン水和剤、硫黄くん煙剤
    などがあります。

    マシン油は原料が機械オイルなので、
    「使っていいんか?」と疑問がありますが。

    また、
    この認証を取得するのに費用がかかりますし、
    取得後もきちんと管理されているかのチェックが入ります。

    近隣で慣行農法をしていれば
    有機JASを取得できる可能性は低くなりますし、
    小さい田畑では取得コストや書類作成などの手間暇が割に合いません。

    こういった問題から、
    認証を取得したい農家さんはたくさんいても
    広まらないというのが現状です。

    ・有機栽培の問題

    残留化学物質の問題

    オーガニックフード、有機栽培が流行りだした時、
    堆肥に含まれる化学物質の危険性を指摘されました。

    牛・豚・鳥は抗生物質やビタミン剤など
    化学物質が使用されているからです。

    糞となるときに抗生物質などが
    濃縮して排出されるのではないか、
    それを利用した牛糞堆肥や発酵鶏糞に
    化学物質が残留しているのではないかと。

    以下、個人的な考えです。

    残留化学物質も大事な視点ですが、
    まずは今ある有機肥料を使って
    有機栽培を確立して良いのではないか。

    また微生物の発酵過程で
    化学物質はある程度無害化しているのではないか
    と思っています。
    根拠はありませんが。

    問題点を理解しつつ
    できるところから改善していく。

    そんなスタンスで進めていけば
    いつか全体が良くなる、
    と期待しています。

    未熟堆肥の問題

    市販されている牛糞堆肥や発酵堆肥は
    未熟堆肥であることが多いです。

    実際、私が購入した牛糞堆肥や発酵鶏糞は
    水にぬらすと腐敗したので
    米ぬか・籾殻を混ぜて再発酵させて利用しています。

    未熟堆肥のまま畑に鋤きこむと
    腐敗するため腐敗臭がしてきます。

    この腐敗臭に害虫が寄ってきますし、
    腐敗が続けば土壌の団粒構造が破壊され
    不透水層になったり硬盤層になります。

    この硬盤層で水がとまり
    さらに水が腐敗する悪循環となります。

    野菜に腐敗臭も移るため
    食味も落ちてしまいます。

    堆肥過剰の問題

    「有機野菜は人気がある!売れる!」
    と有機栽培がブームになりました。

    そして有機栽培なら安心安全だからと
    大量に施肥されました。

    あるいは有機肥料の特性を知らずに
    大量に入れてしまったのかもしれません。

    一般的に有機肥料は化学肥料と違い
    微生物に分解されながら
    ゆっくりと栄養分を供給していきます。

    化学肥料に慣れている農家さんが
    「有機肥料は全然効かない!」
    と大量に入れてしまったのかもしれません。

    その結果、
    硝酸態窒素濃度が高くなり
    葉が濃い緑色になり、エグミが強い野菜が
    育ってしまいます。

    硝酸態窒素については硝酸態窒素の身体への影響にまとめています。

    現在は、有機肥料の利用方法が周知されつつあるため
    以前よりも肥料過多は減少してきたようです。

    【チョット哲学】そもそも有機って何?

    まとめるのが難しく後回しにしてきたこの有機農法。

    なぜ後回しにしたかというと
    有機JAS規格と一般消費者の認識の違い。

    それと
    有機について考えていくと
    「生命って何?」となるからです。

    有機の意味は

    1 生命力を有すること。生活機能を有すること。
    2 有機物の性質をもつこと。
    3 「有機化合物」「有機化学」などの略。⇔無機。

    https://dictionary.goo.ne.jp/jn/223941/meaning/m0u/

    有機物の意味は

    1 有機体すなわち動植物体を構成している物質。
    2 有機化合物のこと。

    https://dictionary.goo.ne.jp/jn/223996/meaning/m0u/有機物/

    有機的の意味は

    [形動]有機体のように、
    多くの部分が緊密な連関をもちながら全体を形作っているさま。
    「有機的な構造」

    https://dictionary.goo.ne.jp/jn/223987/meaning/m0u/有機的/

    有機化合物とは炭素を含む化合物のことです。
    有機農法って炭素の循環とも言えるわけです。

    でも、自然農法や有機農法、炭素循環農法、有機野菜やオーガニックを求める人たちは
    生命の循環を求めていると思うのです。

    そうすると、「生命の循環って何だ?」と頭を悩ませます。

    私たちの身体も細胞という一つの微生物の集合体ですし
    腸内では腸内細菌が大量に存在しています。
    空気中、土中にも菌が大量に存在します。

    菌が生命の循環の鍵を握っているんじゃないか。

    それを考えていくと
    「無農薬無肥料栽培あるいは炭素循環農法って、菌の循環を学ぶ農場じゃないか」
    と思うのです。

    (哲学は続く)

    まとめ

    有機農法は無農薬・有機肥料で育てる栽培法、
    というのが一般的な認識ですが、
    有機JASでは使用して良い農薬もあります。

    「虫害で全滅したらこまるよね」という心遣いからだと思います。

    また有機野菜は安心安全というイメージがありますが
    畜糞の残留化学物質や未熟堆肥、肥料過多の問題もあります。

    なので有機野菜なら安心・安全だとは言えないと思います。

    「じゃぁ、どうやって安心安全な野菜を手に入れるのさ?」
    というと、最終的には”人”だと思います。

    信用できる農家さん、好きな農家さん、友達になりたい農家さん、
    自然から学ぼうと真摯な農家さんを見つけて、
    一緒に畑で野良仕事したりお野菜に触れてみる。

    それであなたが「この農家さんいいな。」と思ったなら
    どんな農法で栽培されていようとあなたを元気にしてくれる野菜を提供してくれると思います。

  • 12月16日(土)圃場見学&忘年会

    ◼️日時:
    見学会 12月16日(土)13:00〜
    忘年会 12月16日(土)18:00〜
    (忘年会は各自一品・ドリンク持ち寄りで。場所は富浦のの古民家か和田のセルフビルドの家の予定)

    ◼️集合場所:

    ※都内よりお越しの方
    バスでお越しの方はJR富浦駅、
    高速バスでお越しの方は、富浦枇杷倶楽部、
    の予定でいます。
    参加申込み後に詳細は詰めさせてくださいませ。
    ワンベジメンバーでピックアップするよう手配いたします。

    ※近隣よりお越しの方
    富浦の圃場か和田の圃場で集合の余地です。
    都内よりお越しの方のピックアップ場所が決まりましたら
    改めてご連絡いたします。

    ◼️参加費:ワンコイン!500円

    ◼️参加申込み:contact@wondervege.com

    ◼️当日の活動内容

    メンバー3人は
    内房の富浦、外房の和田、その中間の三芳に拠点があります。

    各メンバーの圃場を見学しながら
    これまでどのような改良・改善をしてきたのか話しを聞いたり、
    pHがどれくらいか、
    硬盤層がどこにあるのか、
    土壌を掘って地層を観察しよう思っています。

    南房総は市町村合併でかなり大きくなり、
    富浦から和田町まで車で40分ほどかかります。
    当日は9人乗りの車1台で見学できればなと思っています。

    ご参加お待ちしています

  • ヤマナハウス実験農場のテストケース【小川編】

    ヤマナハウス実験農場のテストケース【小川編】

    ヤマナハウスからお借りしている実験農場は
    3畝(せ)(300㎡)と5畝(500㎡)くらいの畑が2つあります。

    そのうち3畝の畑を私(小川)の実験農場として
    5畝の畑をじゅんちゃんが使わせてもらっています。

    今回は私(小川)の3畝の圃場の実験のお話しです。

    目次

    ・圃場の形状・土質
    ・実験パターン
    ・栽培する野菜
    ・比較方法
    ・今後の予定
    ・まとめ

    ・圃場の形状・土質

    圃場の全景はこのような感じです。

    道路から山に向かって緩やかな傾斜があります。

    土質は粘土質で、水はけはある程度良さそうです。
    雨が降っても水浸しということはありませんが、
    降った翌日に畑作業をすると靴にベッタリと土がくっつきます。

    通常、傾斜に対して直角になるように畝(うね)をつくりますが、

    • 水はけをできるだけ良くしたい。
    • 他の農法の影響を受けにくくしたい。

    という理由から、傾斜に対して平行にしました。

    ただ、斜面と平行だと大雨が降った場合、
    斜面の上の方から水がどかっと流れてくるので
    斜面の下部に土が流されることもあります。

    ・6つの農法で実験

    圃場全体の共通作業

        籾殻約350kgを畑前面に散布
        畝幅90cm 長さ15m程度に畝立て
        畝間50cm程度

    水はけをもう少し良くしたいのと、
    耕したあと雨が降ると固く締まってしまうので
    団粒化しやすいように、
    畑全体に籾殻25袋(15kg×25袋)を撒きました。

    畝幅は狭くしても良かったのですが、
    葉野菜も果菜類も植えられる畝幅にしています。

    6つの農法

    この14畝を以下の農法で実験します。

        慣行農法 2畝
        有機農法 3畝
        炭素循環農法 4畝
        スーパー微生物農法2畝
        カルスNCR orラクトバチルス(微生物)農法2畝
        自然農法 1畝
    慣行農法 2畝

    化学肥料を使った栽培です。

    大きさや食味の基準として
    他の栽培方法と比較していきます。
    周りへの影響もあるため農薬は使用しません。

    《参考記事》
    慣行農法、自然農法、有機栽培、炭素循環農法の比較
    https://wondervege.com/osusume/nouhou-hikaku/

    有機農法 3畝

    無農薬・有機肥料を使った栽培です。
    ワンベジメンバーの1人が養鶏をしているので
    その鶏糞を利用します。

    使用する際には
    鶏糞に籾殻、米糠を混ぜて発酵させてから利用します。

    《参考記事》
    慣行農法、自然農法、有機栽培、炭素循環農法の比較
    https://wondervege.com/osusume/nouhou-hikaku/

    炭素循環農法 4畝

    炭素資材にシメジの廃菌床を利用します。

    幅90cm×約15mの畝4列に
    軽トラ1台分(約200kg)を撒いてすき込みました。

    炭素率の高い炭素資材を投入しすき込み、
    微生物の分解能力によって
    植物の栄養素を土壌中で生み出す循環を作る農法です。

    《参考記事》炭素循環農法とは
    https://wondervege.com/munouyakumuhiryou/炭素循環農法とは/

    スーパー微生物農法2畝

    スーパー微生物農法は試したことがないので
    どのような土壌変化があるのか、
    どのようなコツが必要なのか
    わからないことだらけ。

    カーボン資材を必要量投入して
    漉き込みめば
    翌年以降は資材を投入する必要がないと言われています。

    来春以降、
    カーボン資材=超好熱菌で発酵したバークチップをすき込む予定です。

    詳しく知りたい方はこちら↓が参考になります。
    スーパー微生物農法《丸わかり実践ガイダンス》
    https://www.amazon.co.jp/dp/4864714622

    炭素循環農法は林さんが詳しくメカニズムを説明されていますが
    スーパー微生物農法のメカニズムは書かれていませんでした。

    どうすれば良いかというHowToが書かれています。

    カルスNCR orラクトバチルス(微生物)農法2畝

    好気・嫌気性菌により土壌内で発酵できる
    微生物を使った農法です。

    様々な菌を混ぜたカルスNCRか
    乳酸菌のラクトバチルス菌を用いるか
    思案しています。

    カルスNCRについてはこちらが参考になります。

    リサール酵産
    http://www.resahl.co.jp

    ラクトバチルス菌については
    現在調査中です。

    自然農法 1畝

    草刈り以外、手を加えずに栽培します。

    慣行農法と真逆で手を加えない野菜を
    一つの基準として他の農法と比較していきます。

    《参考記事 》
    慣行農法、自然農法、有機栽培、炭素循環農法の比較
    https://wondervege.com/osusume/nouhou-hikaku/

    自然農法とは
    https://wondervege.com/shizennou/自然農法とは/

    ・栽培する野菜

    自然農法、炭素循環農法、有機農法、慣行農法の畝に
    レタス苗の定植とナバナを種まきしてきました。
    (作業日2017年11月21日)

    来年は夏野菜(トマト、ナス、ピーマン等)を
    試してみようと思っています。

    根菜類はイノシシに掘りかえされるのでやれません。。。

    比較方法

    まだきちんとした比較方法を考えていません。。。

    大きさや食味、土壌の耕盤層の有無など
    目視で比較することになると思っています。

    土壌分析ができると良いのですが
    費用がそれなりにかかるので追々と考えています。

    簡易でもよいので
    野菜の良し悪し、
    土壌の分析をするのに良い方法をご存知の方は
    教えていただけると嬉しいです。

    ・今後の予定

    春以降の予定

    春以降、以下の理由から
    全面黒マルチを考えています。

    • 除草の手間の軽減
    • 排水をよくするため
    • 菌の繁殖を促進するため

    実家の近所で黒マルチのリサイクルをしているのがわかり
    それも黒マルチを試してみる理由の一つです。

    収穫後は畝を小さな管理機で耕運し、
    畝を壊さない予定です。

    農業として考えた時、
    なるべく労力がかからないように工夫したいからです。

    ・まとめ

    比較農法は、
    慣行農法、有機農法、炭素循環農法、スーパー微生物農法、
    カルスNCR orラクトバチルス(微生物)農法、自然農法
    の5つです。

    慣行農法は肥料切れなく標準的な野菜が育つだろうと、
    逆に
    自然農法はどれよりも小さく、でも味の濃い野菜ができるだろう
    そう仮定しています。

    この2つを基準に大きさや食味の違いがわかればよいなと。

    また農法によって土壌の変化も現れるのかどうか
    見ていこうと思っています。