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  • 【仮説】無肥料・無施肥で育つメカニズム〜アミノ酸サイクルとNPKサイクル

    【仮説】無肥料・無施肥で育つメカニズム〜アミノ酸サイクルとNPKサイクル

    この記事は読者の方が有機体窒素についての情報を下さり、情報を集めたり経験知を元に私なりの仮説をたてたものです。

    なぜ無肥料で野菜が育つのか 不思議に思いませんか?

    無施肥で育てた野菜は天然塩をかけたと思うくらい旨味があります。それは小さいから旨味が濃くなったのだろうと思っていました。しかし炭素循環農法は、大きく育ち、旨味が濃く、肉厚の野菜が育ちます。

    無肥料で育つ理由は別にあるのではないかと。それがアミノ酸サイクル(代謝)じゃないかと思い至りました。

    ※NPKサイクル、アミノ酸サイクルは私の造語です。植物学で使われる言葉ではありません。

    NPKサイクルについて

    現在の植物学では、植物は無機態の窒素・リン・カリ(NPK)等の栄養素を吸収して生育すると考えられています。

    敢行農法はこの考えを元に無機態栄養素である化学肥料を施肥し、有機栽培は鶏糞など有機物を撒き、微生物に無機態栄養素に分解してもらい供給しています。自然農法の実践者も微生物が有機物を無機態栄養素に分解して栄養素を供給しているという考えだと思います。

    この無機態栄養素を吸収した植物はNPKを元に、体内でアミノ酸、タンパク質等を合成します。植物体内で合成されるこのアミノ酸、タンパク質は有機態窒素です。

    つまり、有機体窒素を無機態窒素に分解したものを根から吸収し、植物の体内で有機体窒素にしている(NPKサイクル)ということです。

    アミノ酸サイクルについて

    研究結果が出ているのですが、有機体窒素であるアミノ酸を直接根が吸収することができます。

    つまり、有機体窒素(アミノ酸)を根から吸収し、有機体窒素(アミノ酸)をそのまま植物体内で利用(以下:アミノ酸サイクル)できるということです。無駄なエネルギーを使う必要がありませんし、研究結果でも有機体窒素(アミノ酸)での栽培の方が結果は良好だそうです。

    アミノ酸サイクルは、NPKサイクルのように、植物体内でアミノ酸を合成する必要がないので、体内にアミノ酸を豊富に蓄えることができると予想できます。

    旨味調味料の主成分であるアミノ酸は旨味そのものです。それが豊富だということは野菜の旨味が強くなると思います。

    ただし、アミノ酸の種類によって、また植物との相性の良し悪しがあるようです。

    有機物の炭素率(窒素と炭素の比率)によってサイクルが変わる?

    ここからは仮説です。

    有機物の炭素率によってNPKサイクルになるか、アミノ酸サイクルになるか変わるのではないかと。

    炭素率が高い(窒素が少ない)とアミノ酸サイクルに。炭素率が低い(窒素が多い)とNPKサイクルになるのではないかと。

    炭素率の違いによって圃場で増える菌層が異なり、結果的に植物のサイクルが変わる。

    炭素循環農法が無農薬・無施肥で敢行農法よりも大きく、味もよく、虫がつかないのはアミノ酸サイクルになっているからではないか。

    というのが私の仮説です。

    今の疑問は、糸状菌がアミノ酸を供給しているのかどうか。ご存知んの方がいたら教えてください。

    参考資料

    有機体窒素栽培についての学術的なエビデンスは少ないのですが、こちらの資料は参考になると思います。専門的すぎて読みきれていませんが、、、

    有機体窒素と無機態窒素の共存条件下での植物の窒素吸収能について
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/dojo/50/1/50_KJ00001686936/_pdf

    東京大学放射線環境工学研究室

    1. 植物のアミノ酸吸収―植物の種類、アミノ酸の種類による違い
      http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/radio-plantphys/ret/themes.html

    植物体へのアミノ酸の吸収について
    https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1155

    直接吸収したアミノ酸の代謝と植物体内の蓄積分布
    https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=2366&item_no=1&attribute_id=14&file_no=5&page_id=28&block_id=31

  • 無農薬・無肥料するなら排水性がキモ!

    無農薬・無肥料するなら排水性がキモ!

    7年がかりで排水性が改善!

    無農薬・無肥料(植物性肥料を使うこともある)で栽培している我が家(小川)の畑は元田んぼの重粘土でとても排水性が悪いです。

    ソルゴーなど緑肥を使ったり、高畝にしたり、黒マルチを使ったり、、、

    7年がかりでやっと排水性を改善できた!と実感する方法を見つけました。

    排水性が改善したことで、イネ科の雑草が生えにくい、もしくは大きくなりにくくなった気がします。また、野菜に虫が寄ってこなくなりました。ウリ科野菜に全くウリハムシ被害がない。成長はとっても遅いし小さく栄養不足ですがでも排水性が良くなっただけで大満足。それが土壌づくりの基礎になるから。

    というわけで、排水性の悪い圃場にオススメの方法をシェアします。

    排水性最悪の畑、すっごい水はけ良くなった!そのきっかけはガッテン農法

    我が家の畑は水田からの転換畑。更に超重粘土質のためとても排水性が悪いです。

    何年も籾殻を入れたり黒マルチを敷いたり高畝にしたり、あれこれ手を尽くしましたがどうにもうまく行かない。

    田んぼにするしかないのかなぁ、、、なんて思っていた時に、たまたまお会いした方と話していてガッテン農法を教えてもらいました。

    ガッテン農法とは

    正確なガッテン農法については、<a href=“https://www.amazon.co.jp/dp/4058007508/” target=“_blank”>三浦伸章 ガッテン農法</a>を参照いただくとして、、、

    簡単に説明すると、野菜を育てるベッド(畝)の下に自然素材で暗渠を作るイメージ、と言えばわかりやすいかも。

    暗渠は、排水性をよくするための土木工事ですが、一般的な暗渠はこんな↓感じでで工事をします。

    暗渠

    ガッテン農法も畝作りの最初の1回だけ行う土木工事ですが、使うのは自然素材。竹やススキ、落ち葉などです。物理的に排水性をよくすること、そして有機物を分解する微生物の力を借りて土壌を団粒化して排水性・保水性・肥沃性をアップしようというのが目的です。

    私はガッテン農法をアレンジして畝作りをしました。

    参考までに私の畝作りをご紹介します。

    1.ユンボで溝を掘る

    2.スコップで耕盤層を崩す・壊す(これにより排水性アップ)

    3.地元で手に入った竹や籾殻、ススキを溝に投入

    4.脇に避けておいた土を埋め戻して畝にする

    5.畝に籾殻を撒いてすき込む

    6.更に畝の上に籾殻マルチをする。

    溝に埋める有機物は竹や麦藁、ススキなど中が空洞のものが良いと思います。

    稲わらや落ち葉は水分を含みすぎるので腐敗すると思われるため。

    このやり方は地元の方が教えてくれた方法でもあります。

    昔は暗渠用のパイプが高価だったので竹を埋設していたそうです。

    竹は微生物に分解されるのに時間がかかりますし、分解されていくうちに圃場を団粒化していきます。

    話が変わりますが、畝に溝を掘るのはなかなか重労働です。

    圃場が狭ければスコップ一本で、あるいは仲間と一緒に畝作りもできますが、大面積の畝作りであればユンボを借りられると楽に作業ができます。畝作り最初の1回だけなのでコストも抑えられます。

    もっと簡単なのは、プラソイラorサブソイラで耕盤層を破砕すること。

    田んぼは耕して耕して耕しまくって耕盤層を作ります。その層が水を漏れないようにするからです。

    休耕田から畑に切り替える場合、この耕盤層は破砕しなければなりません。そうしないと水が抜けないからです。田んぼは水が抜けないように細工(耕盤層)しているので。

    畑も同様です。トラクターや耕運機で耕し続けると耕盤層(水が抜けにくい層
    )ができます。結果、排水性が悪くなります。

    その耕盤層をプラソイラorサブソイラで破砕することができます。

    プラソイラorサブソイラはトラクターに取り付けるアタッチメントですが、これでガーッと耕盤層を破砕することで排水性が向上します。

    但し、耕盤層ではなく母岩(硬盤層)が出てくるような圃場では効果はあまりないと思います、、、。

    私がお借りした圃場の一つは表土から60cmで硬盤層がで出来ました。

    重粘土すぎてユンボでも掘れないほどの粘土層です。水が抜けるとは思えない。。。

    そういう圃場ではガッテン農法で有機質暗渠を作り、更に高畝にして浅根の野菜・果樹栽培が良いのではないかと思います。。

    まとめ~何よりも排水性を第一に!

    無農薬・無肥料栽培農家さんの圃場見学をさせていただき、圃場の排水性を良くすることが1番のキモだと考えています。

    ガッテン農法を参考にさせていただき排水性は改善されました。

    その結果、”イネ科雑草が生えにくくなった”、”虫が寄ってこなくなった”、とは言い切れない。

    例えば、

    ・イネ科の雑草が生えにくいのは晴天が少ないから、高炭素資材が豊富だからというの理由もあるかも

    ・虫が寄ってこなくなったのは、育苗中に植物性肥料を使うようになったからかも

    という別の要因も考えられます。

    また、成長が遅いのですが、まだ土壌中の菌ネットワークが未成熟なのかなと思ったり。

    今年の気候でたまたまとも考えられるので、引き続きウォッチしてシェアして行きます!

    参考文献:三浦伸章 ガッテン農法

  • チャレンジ!無農薬・無除草で水稲・稲作

    チャレンジ!無農薬・無除草で水稲・稲作

    こんにちは。小川です。

    今年から田んぼを少し増やし、4枚の圃場(2反5畝=約2500平方メートル)で無農薬・無肥料あるいは植物性肥料でお米を育てています。

    4枚の田んぼで同じように栽培しているのですが、1枚だけ草が生えてこない田んぼがあり無除草栽培のヒントになるかもと思ったのでシェアします。

    <h2>◼️無除草栽培のコツ!まとめ</h2>

    最初に無除草栽培のポイントをまとめておきます。

    ・秋起こし&春起こしで有機物(稲わら)を完全に分解すること

    ・田植え後は深水管理すること

    この2つが無除草栽培のコツ、かもしれません。

    そう思う理由はというと、、、

    <h2>◼️4枚の田んぼについて</h2>

    現在、4枚の田んぼをお借りしています。

    とりあえず説明がしやすいように各圃場を房1と房2、神1、原1とします。

    房1と房2は以前からお借りしていた田んぼで、重粘土質の田んぼです。前年の藁の半分は堆肥にし、残りの半分は田んぼに漉き込みました。

    神1と原1は今年からお借りした田んぼ。砂と粘土が混ざった壌土質の土質です。前年の藁は全てコンバインで裁断されていたので田んぼに漉き込みました。

    いずれの田んぼも

    ・秋起こし(秋の耕運)なし

    ・2月、3月に耕運

    ・4月に代掻き

    ・5月に田植え

    ・田植え後1週間で田ぐるまを押して除草

    をしました。

    <h2>◼️4枚の田んぼのうち1枚だけ草が生えない。それは排水性の違い。</h2>

    4枚の田んぼのうちの1枚だけ草が生えていません。

    残りの3枚は草が生えて来たので田植え後3週間で再度田ぐるまを押しましたが、それでも草が生えて来ます。やばいくらいに、、、。

    草が生えてこない田んぼは神1。他の田んぼとの<b>大きな違いは暗渠が入っている</b>こと。暗渠は、水を抜くパイプを田んぼに埋め排水性を良好にします。

    排水性が良いことでどんな違いが生まれたのか考えると、好気性微生物の増殖とそれによる有機物の分解の差だろうと思います。

    一般的には稲刈り後と春先に耕して稲わらを分解するのですが、今回は春の耕起のみになってしまったのでできるだけ稲わらの分解が進むように2月、3月の二回耕起しました。空気が土の中に入るよう荒く耕し、好気性微生物が働きやすい環境にすることで、微生物が稲わらなどの有機物をスムーズに分解してくれるように。

    この好気性の微生物が一番多くいた、そして前年の稲わら等の有機物を全て分解したと思われるのが神1の田んぼです。そして、粘土質にも関わらず水が抜けやすい房2の田んぼも、雑草が比較的生えにくく稲の生育が良い気がします。とは言え、神1の圃場との差は一目瞭然です。

    未分解有機物が残っていると雑草(特にコナギ?)が生えると何かの本かウェブサイトで読みましたが、それは本当なんだなと実感する経験になりました。<b>水田の雑草(水草)は嫌気性微生物から発生する何か(メタンガスか?)を好むのかも</b>しれません。

    <h2>◼️深水にすることで太陽光を遮る!のかも</h2>

    雑草が生えてこないように深水管理すること、と水稲栽培の本やウェブで書かれています。それほど深水管理には意識を向けていなかったのですが、「あぁ、本当に深水管理することで雑草が生えにくくなるかも」と思いました。

    田んぼにもよるのですが水を入れても濁りが取れない田んぼがあります。ずっと濁ったままの田んぼ。そういう田んぼは微生物が豊富なのではないかと思っています。

    水が濁っている。それは太陽光を遮ります。植物は太陽光を受けることで発芽しますが、その太陽光を濁った水が遮ることで発芽を抑制する、のかもと。

    4枚とも濁り水なのに何故神1以外の田んぼに草が生えるのかわかりませんが、、、。

    でも何となくそんな気がしたので備忘録的に書いておきます。

    <h2>◼️小話:未分解有機物の害</h2>

    ちょっと話は変わりますが、昨年は稲わら残渣を代掻き直前にすき込みました。その結果、ガスわきと呼ばれる現象が起きました。

    田んぼに水を張ることで稲わらを嫌気性微生物が分解するのですが、その際にメタンガスなどを排出します。そのガスは稲の根に多大なダメージを与えます。田んぼの中に足を踏み入れるとブクブクとガスが湧いて来て、アンモニア臭がしました。田植え後、元気だった苗が見る見るうちに黄色く変色し枯れていく苗もありました。

    ガスわきに効く微生物資材を投入し、土中に酸素を入れようと田ぐるまで耕起してとりあえず収穫できるくらいには育ちましたが、何もしなかったら全滅だったかもしれません。

    昨年、今年の経験を経て”前年度の稲わらは完全に分解させること”の大事さを知りました。

    <h2>◼️まとめ</h2>

    秋起こし&春起こしで有機物(稲わら)を完全に分解しよう!

    田植え後は深水管理してみよう!

    秋起こし春起こしができず稲わらが残っていたら燃やすか圃場外に持ち出そう!

  • 炭素循環農法 Q&A

    炭素循環農法 Q&A

    0.ご質問者様の今までの農法

    ・慣行農法で牛パーク堆肥、きのこ廃土菌床、化成肥料等投入
    ・ベトナム産の塩を散布し塩塾野菜に。
    ・土質は黒ぼく土、100aで人参・じゃがいも・ほうれん草・大根等を栽培
    ・長野県の標高約800-900mの圃場

    水はけが良く、腐食も豊富な圃場なのかなぁと想像し羨ましい!そんな圃場が1ha!いいなぁ〜。

    無農薬無肥料栽培を始める場合、うまく野菜が育つかやってみないとわからないことが多いです。水はけがよく適量の炭素資材を投入すれば野菜は育つと思っていますが、サイズが小さくなることは考えられますし、土の下層に腐敗層ができていれば虫害の可能性もあります。一気に炭素循環農法に切り替えずに半分あるいはそれ以下から始めるやり方もあります。今までの農法と炭素循環農法の圃場と比較すると気づきや学びがありますし、リスクも減らせます。ぜひ検討してみてください。

    1. 10aあたり、炭素資材を圃場にどのくらいの量の炭素資材を撒いたらいいですか、時期はありますか(春と秋とか)

    炭素資材を蒔く時期

    炭素資材を撒く&耕運する時期は晩秋がオススメです。

    好気性の菌は水に弱いため、春先に炭素資材を撒いて菌が増殖しても梅雨時期に圃場が水浸しになり菌が減少・死滅してしまいます。

    その点、秋雨後から春先まで比較的雨が降らないため土壌が乾燥状態になり、菌が増殖し有機物の分解や土壌の団粒化が進みます。

    炭素資材の撒く量

    圃場の菌の量や土質(砂地、粘土等)によって加減が必要だと思いますが、 水はけがよく、ホトケノザやナズナが生えているような菌が豊富な圃場であれば10aあたり3トン(圃場の土が見えなくなる程度)を目処に入れて大丈夫です。 ススキやセイタカアワダチソウなどが生えているやせ地では、菌が少ないため10aあたり1トン程度(全体的にうっすらと土が見える程度)に抑えた方がよいでしょう。 また、籾殻や廃菌床ではなく、ススキやセイタカアワダチソウ、緑肥のソルゴーなどが枯れかかって来た頃にハンマーナイフモアで粉砕、耕運すると菌が一気に増殖します。ハンマーナイフモアがあるのであれば、このやり方が一番おすすめです。 撒く前に特に意識した方がいいのは水はけです。プラソイラーやサブソイラーでの耕盤層の破砕、あるいは明渠や暗渠など、兎にも角にも水が抜けるよう工夫することが大切です。水が抜けない圃場では、菌が増えても大雨で何日も水浸しになれば菌は死滅してしまいます。

    2. 何年くらいたてば無農薬・無化学肥料に近ずきますか

    何年で無農薬・無肥料で野菜が育つかということであれば3年が一つの目安だと思います。

    ですが、一年目から順調に育っている農家さんもいらっしゃいます。

    こちら↓の圃場見学でご紹介していますが、

    GranjaRuralさんは、休耕田から畑への転換1年目、ほぼ無肥料栽培で立派なニンジンを栽培されています。

    成田市の池上さんも長野の森下さんも1年目から変わらず収穫できたそうです。

    圃場見学させていただいて何よりも圃場の水はけを良くすること大事だと感じています。

    3. 炭素資材で木チップ、きのこの廃菌床、もみを撒く予定ですが、偏りや多種を撒いた方がよろしいでしょうか

    炭素率の違いにより、菌に早く分解される資材、ゆっくり分解される資材があります。

    多種類の炭素資材を利用することで、初期〜中長期で菌のご飯を供給できるのでグッドアイディアだと思います。また、廃菌床と籾殻を撒いている圃場は籾殻の分解が早いようです。

    廃菌床は糸状菌(キノコ菌)が回っているため、木チップや籾殻へと菌が広がりやすいため手に入るのでしたら利用をお勧めします。その際はなるべくフレッシュな廃菌床を使ってください。山積みになっている廃菌床だと中層・下層部が腐敗している場合があります。

    4. 情報誌や講習会とかありましたら教えて下さい

    情報誌は見たことはありませんが、たんじゅん広場さんとicas(イカス)さんのウェブサイトはお勧めです。

    ”たんじゅん広場”は炭素循環農法を日本で広めている城 雄二さんが主催し、実践農家さんたちの交流会が行われています。

    たんじゅん広場
    http://tanjun0.net/?page_id=79

    icasさんは炭素循環農法の講座を開催しています。いつか受講したい気持ちがあります。

    icas
    https://www.icas.jp.net/farm/

    5. 通常の種子を播種する時や苗を植える時にはどのタイミングで有機物をしき、土と混合するしない や散水をしますか?およそのやり方を教えて下さい。

    高炭素資材を散布+耕運直後に播種・定植が可能です。

    失敗談として、、、炭素資材を大量に撒きすぎて土と混和できない=有機物マルチをした状態の場合、播種は難しいです。特に砂土や壌土ではなく水はけの悪い粘土質の土壌に大量に撒きすぎるとマルチ効果でその下の土が常にジメジメした状態になります。粘土質の場合はほどほどに撒きましょう。

    炭素資材は播種機で播種できる程度の炭素資材を撒いた方が良いのかなぁというのが私の経験則です。圃場全体に撒いて所々土が見える状態からほぼ見えないくらいの量を撒くのがいいのが良いと思います。

    散水についてですが直播の場合は散水はしていません。なるべく雨が降る前日を選んで播種していますし、雨が降ったら発芽するくらいで考えています。

    播種後の炭素資材の投入と時期は?

    6-1. 高炭素資材を散布+耕運5-10cmくらいして直後に播種して散水発芽のち木チップ(おが粉)をしこうかと思いますが、播種後すぐに木チップしいてもよろしいでしょうか?発芽に水分と光が必要かと思いますのでどのタイミングでどのくらい散水と木チップしいたらいいでしょうか

    6-2. 当地は木材会社やきのこ工場もあり、木チップやきのこの廃土菌床はたくさん入手可能です栽培収穫は12月末までですが、高炭素資材を散布は秋9月頃と冬12月(越冬野菜で3月収穫)に予定してますがよろしいでしょうか

    播種後におがくずを撒く、あるいは高炭素資材を撒くのはマルチの代わりでしょうか?

    高炭素資材をマルチに利用する場合、菌の餌→野菜の栄養素としての効果はあまりありませんが、砂土であれば保水の効果が高まると思いますし、次作の菌の餌→野菜の栄養素として速やかに利用されると思います。

    高炭素資材を撒くのは土中の微生物の餌としてなので、撒いた後に耕運が基本です。それが野菜の栄養素、保水力、保肥力、団粒化アップにつながるからです。
     
    高炭素資材の秋まきをオススメしたのは、高炭素資材を散布後に耕運→春野菜・夏野菜まで菌を増殖、土壌の物理性、肥沃度を上げてから野菜の播種・定植という意味合いからです。
     
    高炭素資材を秋まき耕運してすぐ良品野菜が採れるかはちょっとわかりかねますが、前作に施肥した残肥があるのでちゃんと育つのかなぁという気持ちもあります。
     
    とはいえ、やってみないとわかりません(ゴメンなさい
     
    もうお読みになっているかもしれませんが、炭素循環農法の提唱者 林さんのWEBサイトは読み返す度に勉強になりますし、やってみるとここはどうなんだろと思うところも出て来るかもしれません。

    http://tan.tobiiro.jp/etc/home.html

    7.昨日から木チップを敷いてますが古く水分を多く含んだものと新しい切りたての軽いチップがありますがどちらのほうがいいでしょうか?

    水分を含んでいても乾いていてもOKです。1年ほど野積みした状態であれば菌の食いがいいですしフレッシュなチップであればゆっくり時間をかけて分解されていきます。

    ちなみにチップは針葉樹ではなく広葉樹ですか? 針葉樹は広葉樹に比べて分解されるまでに時間がかかります。

    8.軽トラで圃場に散布してますが、軽トラで踏みつけないほうがいいでしょうか?

    軽トラで踏みつけても耕運すれば問題ありません。また微生物が増殖することで土壌がフカフカしてきます。

    9.本日、きのこの廃菌床を1年以上野積みしたところから掘りだすとカブトムシの幼虫がたくさん出てきましたが散布しました。合わせて木チップもしき耕起しました。きのこの廃菌床は野積みしたものや腐敗したものは不可ですか?雨にあたらないようにしてからか、きのこの廃菌床は集めたらすぐにしくべきでしょうか(菌が生きてますか)

    キノコのよい香りがすればキノコ菌は生きていますし、発酵が進むと森のような良い香りがします。

    匂いを嗅いで食べられれそうかどうかで発酵と腐敗の違を判断できると思います。美味しそうな香りと鼻につく腐敗臭の違いというのでしょうか。
     
    廃菌床が腐敗したものを利用する場合、腐敗したものをそのまますき込むと良い影響はないと思いますが、天日にあてて乾燥させて菌を死滅させてしまえば高炭素資材として利用できると思いますが、できるだけフレッシュな廃菌床を選ばれることをお勧めします。
     
    これから(6月以降)雨が多くなる時期なので炭素資材が水浸しにならないように、圃場の水はけに気をつけてください。

    除草について

    10-1. 土手や通路の草は除草剤は使用せず刈り機で処理ですか?黒マルチシートを土手にしく予定ですがいかがでしょうか

    10-2. 4月3日に木チップしき、4月8日に播種した圃場ですが草が少々出てますが、草刈でカット、再度木チップしき耕起したほうが良いですか今後夏草が心配ですが、対応策何かありましたら教えて下さい

    中耕を兼ねて通路を耕運することもありますし、草刈り機で除草することもあります。
     
    土手に黒マルチや防草シートを利用するのは草刈りの手間が省けていいですね。
     
    畝の草は野菜の生育を邪魔しない程度であれば草を生やしたままにしていますが、草に負けそうであれば除草しています。

    京人参のGranjaRuralさんは草が生えていても除草していなかったはず。それよりも人参の生育が旺盛なら問題ないというお考えだと思います。

    4月8日播種の圃場は必要であれば草刈りで手助けして様子を見ても良いのかなと思います。

    11. 4月8日播種の人参・大根ですが大根は発芽良好、一部虫害あります、害虫は何か対応策ありますか?

      虫害・病気についてですが無農薬・無肥料栽培の場合、発生したら打つ手がありません。。。 「虫に食われる野菜は虫のエサ。虫が寄ってこない土作りをしましょう。」 というのが無農薬・無肥料栽培の考えのようです。。。
     
    ですが、今の時期は虫が多いですし多少の虫食いは問題はないと思います。 12.人参は発芽悪いです、散水を抑えました、以前シーダー種子で播種してる情報をいただきましたが、今後シーダー種子で播種してみようと思いますが、散水等のポイントありましたら教えて下さい シーダー種子は保水がよくなるよう種子をコーティングしているため、雨が降れば自然に発根・発芽するそうです。以前土がかかってないシーダー種子が発根しているのを見ました。
     
    ただ無農薬無肥料栽培の場合、発根から発芽までの時間が長く、「発芽に失敗したかな?」と不安になるそうです。気長に待ってみてください。

    13. 現在の高温対応に関して

    13-1. 約10日雨なし、ここ3日は30℃超えで、平年より5℃は高いです。生育は良好ですが、例年7日くらい雨がないと散水してましたがいかがでしょうか

    土が団粒化していると毛細管現象で地下水を上部に吸い上げるため、常に野菜に必要な水分が供給されます。

    地表から10〜20cm程度の土をギュッと握って、つついてポロポロと崩れるくらいの湿り気があれば野菜に必要な水分はあると思います。

    逆に深さ10cmの土が完全に乾いている(砂ならサラサラ、粘土質ならガチガチ)状態であれば団粒化が進んでいないので散水した方が良いです

    心配もおありだと思いますし、今後の経験知アップのために散水区と、無施水区と比較するのもありかも。

    13-2.液肥や塩(ベトナム産の海塩=旨みを引き出すため)の散布はいかがでしょうか

    植物は窒素・リン・カリなど”無機態”栄養素を根から吸収し、植物体内でアミノ酸やタンパク質に変換させて枝葉を作ったりエネルギーにしています(以下勝手にNPKサイクルと呼びます)。そのため窒素・リン・カリを施肥するというのが今の植物学の基本です。

    ですが、無施肥の場合(NPKがない、あるいは少ない場合)、有機体栄養素(アミノ酸やタンパク質)を吸収し、体内でそのままアミノ酸・タンパク質として利用している(以下、勝手にアミノ酸サイクルと呼びます)という研究結果が出ています。アミノ酸・タンパク質を吸収した野菜は葉肉も厚く虫害や病気になりにくいそうです。

    液肥や塩を散布した場合、このアミノ酸サイクルを阻害する可能性はあるかもしれません。

    液肥や塩を散布しなくても、生育状況がよいのであれば様子見でよいかと。少し小さいくなる可能性はありますが、味が濃く旨味のある野菜が育つのではないかと思っています。

    こちらも散布区と無散布区と比較するのもありだと思います。

    14.炭素資材(木チップ)を投入したところは草の発生が違う

    ご質問者様からの情報によると、

    炭素資材(木チップ)を投入したところは、草の発生が少ないです、点在してるような状態です。慣行の五分の一以下です。本日慣行のところ草びっしりでびっくりしたしだいです

    とのことでした。

    無農薬・木チップのみでとても立派な大根が収穫できました!

    ご質問いただいていた信州浅間ファーム小林様からとてもりっぱな大根をいただきました!無農薬・木チップだけで育てたそうです。

    全長30−40cm、直径10−15cm!

    私が育てた野菜はこの半分程度。。。

    小林様、素晴らしすぎです(星

    以下、信州浅間ファーム小林様より頂いたメールとお返事メールをご紹介します。

    +++ 小林様よりいただいたメール

    無農薬、木チップだけで育てた大根です

    他の圃場ですが、取組み1年目なので害虫やら草も発生してます。
    当初の小川さんからのアドバイスで、全ての圃場でなく一部慣行も入れて取組みした事は正解でしたキチンと木チップを敷いたところはほとんど草がありません。来年は更に拡大してみようと思います

    +++


    +++小川より小林様へ返信メール

    無肥料でこんなに立派に育つなんて本当に素晴らしいですね!

    播種後、遅々として進まない生育に、
    慣行農法なら農薬や肥料など手を加えることができますが
    ほぼ放ったらかしの炭循農法だと手をかけることができず
    モヤモヤした気持ちで見守られていたのではないでしょうか。

    と同時に、自然に委ねる、信頼する、あるいは自然に全面降伏するというか
    そういう気持ちも持って見守られてこられたのではないかなと。

    頂いた大根を見てその努力と心労が報われたのかなと思い、
    自分ごとのように嬉しいです。泣きそうなくらいです。
    おめでとうございます。そして、ありがとうございます。
    またお力になれることがあればおっしゃってくださいね。

    草や虫食いが出た圃場と良好に育った圃場の違いについてですが、

    土の中に違いがあるのかもしれません。

    例えば耕盤層があるかないか、排水性の差、これまでの肥料の蓄積量の違いなど。

    ・圃場を掘ってみて硬い層が出てくる深さを比較する。
    ・表層から10cm・30cm・50cm・70cm、、、で土質・水分量・色・匂いの違いを比較する。
    ・土壌分析で残留肥料分の差を比較する

    などで何か違いがわかるかもしれません。

    +++

    涙が出るくらい嬉しいご報告と大根でした(涙

  • 【ワンベジ・カフェ2019.02】キクイモ畑づくり&キクイモ・ジビエ鍋

    【ワンベジ・カフェ2019.02】キクイモ畑づくり&キクイモ・ジビエ鍋

    ■当日の内容

    今回はワンベジメンバーCozyのキクイモ畑づくりとキクイモとイノシシ肉のお鍋。

    慣行農法でのキクイモ栽培ですがキクイモを栽培して3年目。栽培方法や利用方法など、農家だからこそ知っている話が聞けますよ。

    以前いただいたキクイモ鍋、シャキシャキしたお芋のようで美味でした。身体にもよくサプリの原料になっているとか。

    美味しい空気と美味しいお鍋、味わいに来てください。

    お待ちしています。

    ■日時:日時 2019年2月23日(土)13:00〜

    ■集合場所:千葉県南房総市富浦(詳しい場所はお申し込み時にご案内いたします。)

    
※都内よりお越しの場合、高速バスが便利です。
JR内房線もあります。
車にて送迎できればと思っていますので
お申込みの際にご相談ください。

    ■持ち物
    ・畑作業なので汚れても良い服装
    ・飲み物

    ■参加費:無料

    ■参加申込み:お申込みはこちらから→お申込み

    ご参加お待ちしています。

  • 2018 圃場見学

    炭素循環農法を知ってから千葉県成田市の池上さん、千葉県山武市の大久保さん、長野の森下さん、京都のGranja Ruralさんの圃場を見学させていただきました。

    成田の池上さんは炭素循環農法のベテラン。と言っても私より若い農家さん。長野の森下さんはワンベジの定例会に参加してくださり、その後、ご自身の圃場で炭素循環農法を実践されました。Granja Ruralさんは炭素循環農法ではないですが植物性堆肥のみで京人参を栽培されています。

    以前は無農薬無肥料で育つのか?と疑いの気持ちを持っていたのですが、皆さんの圃場を見学させていただき無農薬無肥料でできるんだと腑に落ちた感覚があります。

    池上さん、大久保さん、森下さん、Granja Ruralさん、お忙しい中、見学させていただき、また貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

    千葉県成田市の野菜農家 池上さん

    圃場見学をさせて頂いたのは2年ほど前。

    炭素循環農法の知識的な勉強が終わったところで、実際に炭素循環農法で野菜を育てている方の圃場を見たいねと言う話になり池上さんの圃場を見学させていただきました。

    畑、広い! 機械いっぱい!

    まず驚いたのは畑の広さ。そして機械の充実度。トラクターは勿論、炭素資材を投入する機械、芋類を収穫する機械、焼き芋メイカーなどなど本当に羨ましいほど機械が揃っていました。

    水はけがすごくいい

    敢行農法から炭素循環農法へ切り替え、転換一年目から普通に収穫できたそうです。肥料が抜けやすい砂地のため肥料がたまって腐敗するなどの影響を受けにくかったのかもしれません。排水不良で悩むことはなくむしろ乾燥して砂嵐のようになることがあるそうです。

    この時はまだそれほど水はけの大事さを認識していませんでしたが、今考えるとこの水はけの良さが炭素循環農法の肝なんだと思います。

    ジュースにした人参は最高に美味しい。焼き芋も甘くて美味しい。

    土質等

    農法:炭素循環農法
    土質: 砂質
    排水性: 良好
    炭素資材: 木質チップ

    千葉県山武市の大久保イチゴ園さん

    炭素循環農法(?)で育てたイチゴはサッパリでもしっかり甘い。何個でも食べられるイチゴでした。この時、イチゴ農家になろうかと思ったくらい美味しかった。

    高さ1mの超高畝

    圃場に伺う前、噂では1mの高畝栽培だと聞いていました。実際に行ってみるとその半分50cmくらい畝。それでも50cmって高い。

    大久保さんのハウスの隣は田んぼのため湿害を受けやすいそうです。そのための超高畝にされたようです。今は畝の下の土も団粒化が進み50cmの高畝でも問題ないのかもしれません。

    育苗に悩む

    大久保さんもおっしゃっていましたが無肥料栽培で悩むのが育苗です。菌による栄養素の循環ができない育苗ポット内ではしっかりした苗を育てることができません。圃場の一部を育苗ベッドにするやり方もありますが、炭素循環農法の畑の表面は乾燥気味なので発芽しない、枯れちゃうリスクがあります。

    土質等

    農法:炭素循環農法(?)、不耕起栽培
    土質: 砂質
    排水性: 良好
    炭素資材: 土耕菌ナルナルと木質チップ

    長野県 野菜農家森下さん

    ワンベジ定例会の参加者としてわざわざ千葉まできてくださった森下さんご夫妻。勉強熱心で情熱いっぱいの森下さんが眩しかったです(笑顔。

    その後、長野に戻り早速小さなハウスと露地を炭素循環農法に。露地のほうれん草は育ちが悪かったですが、寒さが残っている時期だったため菌の増殖が進まないことが原因じゃないかとお話ししていました。

    そしてびっくりなのがハウス!

    一年目でほうれん草とトマト育ってる!

    ハウスに移動するとちゃんとほうれん草、小松菜が育ってる!小ぶりかなという気はしますが、味は抜群!しっかりした株と肉厚な葉っぱ。色艶も綺麗です。慣行農法の株と見比べるとその違いが良くわかります。

    夏にはトマトを栽培されたそうですが、これまた見事なトマトが。栽培途中、生育が少し悪くなった時があったそうですが、その際は畝間を中耕して根に空気を入れるようにしたら復活したそうです。

    手掘りで80cm掘れる土!

    一番びっくりしたのはハウスの水を切るために掘った明渠。深さ80cmの溝をスコップで掘れるそうです。それだけフカフカの柔らかい土。そして水はけが良いということ。

    「羨ましい!こんなに水はけの良い畑が欲しい!」と切に願いました。

    土質等

    炭素循環農法1年目
    土質: 砂質
    排水性: 良好
    炭素資材: 廃菌床
    表土を削り取ってからのハウス栽培

    京都府 京人参農家Granja Ruralさん

    Granja Ruralさんとはインスタグラムで知り合うことが出来ました。採れたお野菜の写真を見てベテラン農家さんだろうと思っていたら、農家一年目だとのこと。本当にビックリした。植物性の堆肥だけを使って京人参を中心に栽培されています。

    水田からの転換畑。1年目で立派な人参が

    見学させていただいた圃場は元水田。畝を立てて人参を播種しているところでした。

    堆肥は籾殻と米ぬかと微生物資材を混和して発酵した植物性堆肥。堆肥というと肥料分があるように思いますが、ほとんど無肥料に近いくらいの量だと思います。畑に撒いている量もそれほど大量ではない。むしろ少な目。

    何でなんでそれで育つの???

    そしてもう一つ驚いたのは、水田からの転換畑1年目だということ。水田は水持ちが良いように練って練って粘土状にします。畑として使うには水はけが悪いんです。それであんなに立派な人参が栽培できていて本当にビックリしました。

    プラソイラの効果?

    Granja Ruralさんでは圃場の周囲の溝掘りとプラソイラで心土(硬い土)を切り割り排水性がを良くしているそうです

    プラソイラはプラウ(天地返し)とサブソイラ(心土破砕)の両方の機能を併せ持つトラクターのアタッチメントです。こちらのプラソイラの紹介動画は見てて楽しいです。

    元水田でもきちんと排水性の改善をすれば美味しくて立派なお野菜が育つことを実感。

    土質等

    1年目
    土質 砂壌土(砂と粘土と半々程度)
    排水性 良好
    炭素資材: 籾殻堆肥
    水田からの転換畑

    まとめ

    一にも二にも排水性を良くすること。それに尽きる!

    そして無農薬・無肥料で育てたお野菜をいただいて毎回思うのは、野菜に旨味があること。食卓塩(塩化ナトリウム)とミネラルたっぷりの天日塩を食べ比べた時の味の違いみたいな感じ。

    そして食べて満足感がある。美味しい!そして元気になる!

    そういうお野菜を当たり前にしたいですね。

  • 2018年 実験農場の結果

    2018年、私(小川)の実験圃場は、籾殻を全面散布後、自然農法、廃菌床、廃菌床+バーク堆肥、バーク堆肥、牛糞堆肥、鶏糞堆肥、化学肥料の7ケースでトマトとナスで生育の比較を行いました。

    結果から言うと、全然ダメでした。原因は土の中の酸素不足、加湿、そして作土層(根が張れる深さ)が浅さかった為ではないかと。

    団粒化が進むと土の中には適度な湿度と酸素が含まれます。プラスして作土層が深いと根が元気よく張るための物理的な条件が整います。

    昨年は団粒化はまだ未熟とは言え水はけは悪くないと思い畝を立てての栽培でしたが、それでも畝の高さが低かった。もしくは栽培途中に空気を入れるために畝間を中耕してあげればまた違う結果になったのではないかと。

    いくつか圃場見学をさせていただいて、水を切ることが何よりも大事で水を切れれば無農薬・無肥料で野菜は育つことを実感できる一年でした。

    2018圃場見学
    https://wondervege.com/munouyakumuhiryou/2018-hojoukengaku/

    水を切る大切さ

    野菜を育てる時、水がないと育たないからと水を与えることに意識が向きやすいです。でも、炭素循環農法の場合、と言うかプロの農家さんは如何にして水を切るかを考えています。

    何故なら水が動かないと有機物や水が腐るからです。腐った水を吸った野菜は害虫を呼ぶと言われています。また、水が切れないと微生物が死んでしまいます。炭素循環農法では菌を増やすことを大切にしていますが水が切れないと菌が一気に死滅してしまいます。

    その為、排水用の溝を掘ったり、土の中に排水パイプを設置したり、畝を高くして排水を良くしようと工夫されています。

    が、2018年はこの水を切る意識が足りなかった。2019年はきっちり高畝で行きます。

    生育経過

    生育初期

    化学肥料と鶏糞の畝は生育旺盛。でもちょっとヒョロっとしている気が。

    廃菌床、バーク堆肥、牛糞の畝は成長が止まったみたいに。

    自然農法の畝が調子いい。虫もほとんどつかず、しっかりした株に育っているものがある。

    生育中期〜後期

    化学肥料と鶏糞の畝は立ち枯れ病なのか枯れてしまった。

    廃菌床、バーク堆肥、牛糞の畝は相変わらず成長が止まったみたいに。

    自然農法の畝も成長が止まったみたいに。

    収穫・品質

    サンマルツァーノの株は大きくならなかったがいくつか収穫することができた。どの畝のトマトを収穫したのかわからないが、すごい美味しい!来年も育てて!と好評。

    どの畝のナスかわからないが苦味が強かった。虫を忌避するため?

    まとめ

    土中の水を切り、空気が入るようにすること。
    化学肥料、鶏糞堆肥は生育は旺盛だが虫がつきやすい。
    廃菌床、バーク堆肥、牛糞堆肥で生育に大きな差はなかった。
    栽培後、鶏糞の畝を耕したら腐敗臭が強烈だった。
    2019年夏はミニトマト/イタリアトマトを高畝、籾殻のみ投入でリトライ。
    菌が少ない間は葉野菜がいいと言うの思い出したので夏以外は葉野菜を。

  • 【ワンベジ・カフェ】年間計画づくり

    2019年最初のワンベジ・カフェ(定例会改めワンベジ・カフェに名称変更)のお知らせです。

    ■当日の内容

    今回は一年間のワンベジ計画作り。

    炭循農法の実験はもちろん、イベントなど考えています。

    よかったらご一緒に楽しいこと考えませんか?

    ■日時:日時 2019年1月26日(土)13:00〜

    ■集合場所:

    ヤマナハウス
    千葉県南房総市三芳村山名

    
※都内よりお越しの場合、高速バスが便利です。
JR内房線もあります。
車にて送迎できればと思っていますので
お申込みの際にご相談ください。

    ■持ち物
    ・畑に入るかもなので汚れても良い服装
    ・飲み物
    ・筆記具

    ■参加費:無料

    ■参加申込み:お申込みはこちらから→お申込み

    ご参加お待ちしています。

  • 【忘年会】ワンたまパーティー 12/22(土)

    ■当日の内容

    ワンベジを立ち上げてから1年が経ちました。

    自然から学ぶことが沢山!そして素敵な方達とお会いできた一年でした。

    今回の定例会はメンバーの一人 養鶏農家じゅんちゃんの卵を使った卵パーティー!

    ワンベジメンバーが様々な卵レシピを使った料理を持ち寄っての忘年会。

    美味しいご飯を食べながら今年一年の振り返り、そして来年の計画をワイワイと語り合えたらと思っています。

    ■日時:
日時 12月22日(土)18:00〜
    注意:通常第3土曜日を定例会にしていますが、今回は第4土曜日の22日。時間も18時からと遅めになっています。

    ■集合場所:
    千葉県南房総市和田町花園

    ※詳しい場所についてはお申し込みごに地図をお送りたします。

    ■持ち物
    ・料理1品(卵料理以外でOKです。むしろそうしていただけると嬉しいです。)
    ・ドリンク

    ■参加費:無料

    ■参加申込み:お申込みはこちらから→お申込み

    ご参加お待ちしています。

  • 11月17日(土)夏野菜の栽培報告

    ■当日の内容

    炭素循環農法を知ってから炭素資材を二年間漉き込んできた畑、1年目の畑の見学と今年の栽培の振り返りです。

    たくさんうまくいきませんでしたが(笑、
    そこから気づいたこと、学んだことをシェアします。

    ■日時:
日時 11月17日(土)13:00〜

    ■集合場所:
    ヤマナハウス
    千葉県南房総市三芳村山名

    
※都内よりお越しの場合、高速バスが便利です。
JR内房線もあります。
車にて送迎できればと思っていますので
お申込みの際にご相談ください。

    ■持ち物
    ・畑に入るかもなので汚れても良い服装

    ・飲み物
    ・筆記具

    ■参加費:ワンコイン! 500円

    ■参加申込み:お申込みはこちらから→お申込み

    ご参加お待ちしています。