実験記録

2018年 実験農場の結果

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2018年、私(小川)の実験圃場は、籾殻を全面散布後、自然農法、廃菌床、廃菌床+バーク堆肥、バーク堆肥、牛糞堆肥、鶏糞堆肥、化学肥料の7ケースでトマトとナスで生育の比較を行いました。

結果から言うと、全然ダメでした。原因は土の中の酸素不足、加湿、そして作土層(根が張れる深さ)が浅さかった為ではないかと。

団粒化が進むと土の中には適度な湿度と酸素が含まれます。プラスして作土層が深いと根が元気よく張るための物理的な条件が整います。

昨年は団粒化はまだ未熟とは言え水はけは悪くないと思い畝を立てての栽培でしたが、それでも畝の高さが低かった。もしくは栽培途中に空気を入れるために畝間を中耕してあげればまた違う結果になったのではないかと。

いくつか圃場見学をさせていただいたこともあり、どう水を切るかが何よりも大事だと痛感した一年でした。

水を切る大切さ

野菜を育てる時、水がないと育たないからと水を与えることに意識が向きやすいです。でも、炭素循環農法の場合、と言うかプロの農家さんは如何にして水を切るかを考えています。

何故なら水が動かないと有機物や水が腐るからです。腐った水を吸った野菜は害虫を呼ぶと言われています。また、水が切れないと微生物が死んでしまいます。炭素循環農法では菌を増やすことを大切にしていますが水が切れないと菌が一気に死滅してしまいます。

その為、排水用の溝を掘ったり、土の中に排水パイプを設置したり、畝を高くして排水を良くしようと工夫されています。

が、2018年はこの水を切る意識が足りなかった。2019年はきっちり高畝で行きます。

生育経過

生育初期

化学肥料と鶏糞の畝は生育旺盛。でもちょっとヒョロっとしている気が。

廃菌床、バーク堆肥、牛糞の畝は成長が止まったみたいに。

自然農法の畝が調子いい。虫もほとんどつかず、しっかりした株に育っているものがある。

生育中期〜後期

化学肥料と鶏糞の畝は立ち枯れ病なのか枯れてしまった。

廃菌床、バーク堆肥、牛糞の畝は相変わらず成長が止まったみたいに。

自然農法の畝も成長が止まったみたいに。

収穫・品質

サンマルツァーノの株は大きくならなかったがいくつか収穫することができた。どの畝のトマトを収穫したのかわからないが、すごい美味しい!来年も育てて!と好評。

どの畝のナスかわからないが苦味が強かった。虫を忌避するため?

まとめ

土中の水を切り、空気が入るようにすること。
化学肥料、鶏糞堆肥は生育は旺盛だが虫がつきやすい。
廃菌床、バーク堆肥、牛糞堆肥で生育に大きな差はなかった。
栽培後、鶏糞の畝を耕したら腐敗臭が強烈だった。
2019年夏はミニトマト/イタリアトマトを高畝、籾殻のみ投入でリトライ。
菌が少ない間は葉野菜がいいと言うの思い出したので夏以外は葉野菜を。

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