実験記録

ヤマナハウス実験農場のテストケース【小川編】

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ヤマナハウスからお借りしている実験農場は
3畝(せ)(300㎡)と5畝(500㎡)くらいの畑が2つあります。

そのうち3畝の畑を私(小川)の実験農場として
5畝の畑をじゅんちゃんが使わせてもらっています。

今回は私(小川)の3畝の圃場の実験のお話しです。

目次

・圃場の形状・土質
・実験パターン
・栽培する野菜
・比較方法
・今後の予定
・まとめ

・圃場の形状・土質

圃場の全景はこのような感じです。

道路から山に向かって緩やかな傾斜があります。

土質は粘土質で、水はけはある程度良さそうです。
雨が降っても水浸しということはありませんが、
降った翌日に畑作業をすると靴にベッタリと土がくっつきます。

通常、傾斜に対して直角になるように畝(うね)をつくりますが、

  • 水はけをできるだけ良くしたい。
  • 他の農法の影響を受けにくくしたい。

という理由から、傾斜に対して平行にしました。

ただ、斜面と平行だと大雨が降った場合、
斜面の上の方から水がどかっと流れてくるので
斜面の下部に土が流されることもあります。

・6つの農法で実験

圃場全体の共通作業

      籾殻約350kgを畑前面に散布
      畝幅90cm 長さ15m程度に畝立て
      畝間50cm程度

水はけをもう少し良くしたいのと、
耕したあと雨が降ると固く締まってしまうので
団粒化しやすいように、
畑全体に籾殻25袋(15kg×25袋)を撒きました。

畝幅は狭くしても良かったのですが、
葉野菜も果菜類も植えられる畝幅にしています。

6つの農法

この14畝を以下の農法で実験します。

      慣行農法 2畝
      有機農法 3畝
      炭素循環農法 4畝
      スーパー微生物農法2畝
      カルスNCR orラクトバチルス(微生物)農法2畝
      自然農法 1畝
慣行農法 2畝

化学肥料を使った栽培です。

大きさや食味の基準として
他の栽培方法と比較していきます。
周りへの影響もあるため農薬は使用しません。

《参考記事》
慣行農法、自然農法、有機栽培、炭素循環農法の比較
http://wondervege.com/osusume/nouhou-hikaku/

有機農法 3畝

無農薬・有機肥料を使った栽培です。
ワンベジメンバーの1人が養鶏をしているので
その鶏糞を利用します。

使用する際には
鶏糞に籾殻、米糠を混ぜて発酵させてから利用します。

《参考記事》
慣行農法、自然農法、有機栽培、炭素循環農法の比較
http://wondervege.com/osusume/nouhou-hikaku/

炭素循環農法 4畝

炭素資材にシメジの廃菌床を利用します。

幅90cm×約15mの畝4列に
軽トラ1台分(約200kg)を撒いてすき込みました。

炭素率の高い炭素資材を投入しすき込み、
微生物の分解能力によって
植物の栄養素を土壌中で生み出す循環を作る農法です。

《参考記事》炭素循環農法とは
http://wondervege.com/munouyakumuhiryou/炭素循環農法とは/

スーパー微生物農法2畝

スーパー微生物農法は試したことがないので
どのような土壌変化があるのか、
どのようなコツが必要なのか
わからないことだらけ。

カーボン資材を必要量投入して
漉き込みめば
翌年以降は資材を投入する必要がないと言われています。

来春以降、
カーボン資材=超好熱菌で発酵したバークチップをすき込む予定です。

詳しく知りたい方はこちら↓が参考になります。
スーパー微生物農法《丸わかり実践ガイダンス》
https://www.amazon.co.jp/dp/4864714622

炭素循環農法は林さんが詳しくメカニズムを説明されていますが
スーパー微生物農法のメカニズムは書かれていませんでした。

どうすれば良いかというHowToが書かれています。

カルスNCR orラクトバチルス(微生物)農法2畝

好気・嫌気性菌により土壌内で発酵できる
微生物を使った農法です。

様々な菌を混ぜたカルスNCRか
乳酸菌のラクトバチルス菌を用いるか
思案しています。

カルスNCRについてはこちらが参考になります。

リサール酵産
http://www.resahl.co.jp

ラクトバチルス菌については
現在調査中です。

自然農法 1畝

草刈り以外、手を加えずに栽培します。

慣行農法と真逆で手を加えない野菜を
一つの基準として他の農法と比較していきます。

《参考記事 》
慣行農法、自然農法、有機栽培、炭素循環農法の比較
http://wondervege.com/osusume/nouhou-hikaku/

自然農法とは
http://wondervege.com/shizennou/自然農法とは/

・栽培する野菜

自然農法、炭素循環農法、有機農法、慣行農法の畝に
レタス苗の定植とナバナを種まきしてきました。
(作業日2017年11月21日)

来年は夏野菜(トマト、ナス、ピーマン等)を
試してみようと思っています。

根菜類はイノシシに掘りかえされるのでやれません。。。

比較方法

まだきちんとした比較方法を考えていません。。。

大きさや食味、土壌の耕盤層の有無など
目視で比較することになると思っています。

土壌分析ができると良いのですが
費用がそれなりにかかるので追々と考えています。

簡易でもよいので
野菜の良し悪し、
土壌の分析をするのに良い方法をご存知の方は
教えていただけると嬉しいです。

・今後の予定

春以降の予定

春以降、以下の理由から
全面黒マルチを考えています。

  • 除草の手間の軽減
  • 排水をよくするため
  • 菌の繁殖を促進するため

実家の近所で黒マルチのリサイクルをしているのがわかり
それも黒マルチを試してみる理由の一つです。

収穫後は畝を小さな管理機で耕運し、
畝を壊さない予定です。

農業として考えた時、
なるべく労力がかからないように工夫したいからです。

・まとめ

比較農法は、
慣行農法、有機農法、炭素循環農法、スーパー微生物農法、
カルスNCR orラクトバチルス(微生物)農法、自然農法
の5つです。

慣行農法は肥料切れなく標準的な野菜が育つだろうと、
逆に
自然農法はどれよりも小さく、でも味の濃い野菜ができるだろう
そう仮定しています。

この2つを基準に大きさや食味の違いがわかればよいなと。

また農法によって土壌の変化も現れるのかどうか
見ていこうと思っています。

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